現代の流行は、いつか時代の繰り返しを続けながら、
ちょっとずつ進化している。
いいと思ったものを取り入れながら、
私たちは常に新しいファッションを探しています。
本日は1920年代頃のとっておきのドレスのご紹介です。
20年代は女性の装いが自由に時代。
それまで当たり前とされた窮屈なウエストの解放は、
第一次世界大戦の終わりと共に迎える。
その背景からどれほど女性が待ち望んだ時代であったか伺うことが出来る。
歴史と共に変化してきたファッションは、
ここが大きな肉切りになっていたのは間違いないはず。
真っ先に目がいくブローチのように大きなボタンはベークライト。
プラスチックはまだない時代で、
それまでは布や糸で包まれたくるみボタンやシェルが中心だった。
まだベークライトが出来始めたばかりの頃なので、
とても新しいファッションだったはず。
薄い素材に対してコートに付けられるような大きなボタンは、
今私たちが見ても新鮮。
右側と左側に交互に付いているボタンは、
重さで生地が引っ張られるのを抑えようとしているようにも見えます。
黒い紐はウッドビーズを混ぜ込んで編んでいる。
縦に長いフリンジはいかにも20'sらしいディティール。
渦のように細い線で描き、
ブルーの草の模様が施された個性的なプリント。
そこには全て手作業で編んだ、いくつものフープをつなぎ合わせている。
狂いなく同じテンションで編まれている。
実はこちらも花嫁さんの手元に渡る事になりました。
ウェディングのパーティーの形式は、実に幅広く様々なお祝いの仕方があります。
これからご来店予定のお客様もいらっしゃると思いますが、
決して真っ白なドレスだけでないので、
それぞれの結婚式のイメージに合わせたドレスをお選びください。
それでは本日も皆様のご来店をお待ちしています。