2015年4月8日水曜日

BALENCIAGA(4/8)


こんな寒い日にノースリーブで冷たい素材のものを載せなくても良いのでは、

と思ったのですが、

今日はたまには家でゆっくりと読めるようなブログを書いて

商品をご紹介をしたいと思います。

少し長くなりますが、よろしければ読んでくださいね。

※店内は暖かくしてますので、ご心配なく!お待ちしています。


本日はBALENCIAGAのトップスをご紹介します。

今季春夏の立ち上げの初日、店内の総入れ替えを行うのですが、

私はアンティークルーム入って真正面の一番目立つ所に飾りました。


今年の春夏の一番の大きなキーワードは『70's』

ヴィンテージショップならば70'sのものを並べたらいいのにと思うかもしれませんが、

カットワークの美しいヴィクトリアンのコットンのレースと、

ファーのロングベストと、デニムと、70’sのレザーアイテムを一緒に並べました。

このベストが一番今年らしいと思ったからです。

BALENCIAGAのおそらく2007年の作品。

決してアンティークと呼べるものではないので、

アンティークルームのブログでどう紹介していいのか少し悩みました。


このベストを見た瞬間、

近年のものとはいえ、よくぞヘイトにやってきてくれたと思いました。

こんな立派なものが運良く手に出来た事はとても嬉しい事。

間違いなく今後アンティークの価値のある一品として残っていくはずです。

一見リメイクかな?と思うくらい人の手ではないと作れないようなディティール。

メタルメッシュをパッチワークして繋ぎ合わせたようにも見えます。


インドシルクのような細かいプリント生地など、70’sに通ずるものを感じます。

今年の顔と言える要素がこのトップスに詰まっていますね。

実は雑誌『装苑』の3月号にも掲載していただきました。
アンティークルームにたまに遊びに来てくださる、

スタイリストの相澤樹さんと、ヘアメイクの橘房図さんが携わっていたので、

とても印象に残るページとなりました。


先程の写真でお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、

あのウィリアム・モリスの名作"いちご泥棒"から

インスパイアされたプリントがありました。


きっとお好きなのでしょうか。

BALENCIAGAは2011年にも、

ウィリアム・モリスの柄を大胆にドレスに落としこんでいましたね。

切り替えでグッと体のラインに沿うような作りは

無駄なく女性の体のフォルムの美しさを引き出してくれます。


今後数十年と経った頃、00年代とは一体どのように映るのでしょうか。


私達が体感して生きてきた90年代がヴィンテージと呼べる時代になり、

時の流れの早さに自分自身が驚いていますが、

もうあと10年、あっという間に来るはず。

"新品"と"古着"を比較した時に、新品はワンシーズンで終わってしまうもの、

古着はシーズンに関係なくファッションを楽しめるものとして言われ、

新品は半年の期限付きのような印象を受けますが、私は違うと思っています。

もちろん一概には言えないと思いますが。


ひと目みたときに瞬く間に引き寄せられるようなお洋服に出会えたら、

一度心を揺さぶられた事を、人はそう簡単に忘れたりしません。


素敵だと思ったお洋服は、シーズンに限らずミックスして着こなしていると、

ずっとおしゃれだなと感じます。


これからも記憶に残るファッションが、皆さまの手に渡りますように。


HAIGHT&ASHBURY
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