いよいよ今年最後の営業となり、
あっという間に1年が経ち、慌ただしく過ぎて行きました。
2015年は皆さんにとってどんな1年でしたか?
忙しない年末に、時間を見つけて挨拶に来てくれた方もいて、
大勢のお客様にお会いできて、すごく嬉しかったです。
今年も沢山のお客様と出会い、本当に楽しい1年を過ごす事が出来ました。
無事に1年終える事が出来てホッとしています。
こうして毎日ブログを書いていると、
お店の商品一つ一つと会話する機会があってよかったなと思います。
ヘイトは品出ししては旅立っていき、また新しいものを入荷して、
毎日がその繰り返し。
これはこうしたらかっこいい、あの色と合わせたら素敵かも!
私自身もどれもが「はじめまして」で、
向き合うことで新しい発見もあり、
それが本当に楽しみでブログを書いているのですが、
ご覧頂いている皆様にも、楽しんで頂けたなら幸いです。
そしてもう一つ。
楽しそうに見える買い付けも、
たったひとつのものを見つけることですら、並大抵なことではありません。
一件回って何も得られない時もあれば、
タイミングよくポンポンと見つかる時もあります。
スタッフのみんなが手に掛けて探してきた子たちは、
それぞれに手に入れるまでの苦労があるので、
愛おしさも倍増。
うちにようこそ来てくれた、ありがとう、
ちゃんと書き留めておいてあげようね。というような気持ちなんです。
ヘイトに訪れた事がある方は、
ヘイトが3つのフロアに分かれている事をご存知かと思いますが、
このブログは店内奥の、ANTIQUESの看板を通り抜けた所、
通称"ANTIQUE ROOM"での出来事を書いています。
以前"ブティック"と呼ばれていたこの部屋は、随分と変わりました。
昔は年代の古いものしか置いていなかったのですが、
今では年代に囚われない特別なセレクトで置いています。
私が初めてブティックに入った頃は、場所もここではなく、
ラックがまっすぐに並べられていていました。
スタッフに尋ねて鉄格子の扉を開けて、
黒い壁か黒い床の、ちょっと敷居が高いドキドキする空間。
白い洋服の全てに透明の袋に包まれていて、
この部屋にだけ、特別に黒いタグが使われていました。
学生だった頃はそこから手が届きそうなものを見つけるのが
私の楽しみでした。
"透明の袋に入ってて、タグが黒いからいいもの"
という認識しかなかったような気もするのですが。。
ヘイトに通いたての頃は80年代のカラフルな物を好んでいたので、
年代が古いもの=価値のあるものという概念が、
これっぽっちもありませんでした。
今まで着ていたレースとは違う、生地も違う、白も違う。
見るたびにいつも違う服を着ていた、
当時働いていた先輩たちのファッションを見て、
見たこともないヴィンテージに気がついて教えてもらいました。
毎月ブティックで買ったものを、
出窓のへりにかけて、ずらっとお店みたいに並べて増えていくのが、
嬉しくて仕方がなかったのです。
たまに話出すと昔の小話を挟みがちな私のブログですが、、笑
ヘイトアンドアシュバリーは、
色んなスタッフが毎日手塩にかけて大切にしてきたものであり、
そのお陰で今のヘイトの形があると思っています。
東京のどのお店を見ても、私はやっぱりヘイトが大好きです。
お客様も同じ気持ちでいてくれたら、嬉しいですし、
お気に入りのショップのひとつと思って頂けるだけでも充分です。
生粋のヘイトっ子だった頃の、あのワクワクした気持ちを、
1人でも多くの方にお届け出来るようにしたい。
今これから出会う事の何かきっかけになってくれること、
今までずっとヴィンテージを着ていた方にも
もっと可能性を広げていけるように。
ヘイトのヴィンテージを通じて、
今よりもっと、ファッションを楽しんでくださる事を心より願います。
さっそく新年ブログの撮影、チラリ。
それでは年明け皆様に、お会いできる事を楽しみにしています!
良いお年をお迎えください。
2015年、本当に本当にありがとうございました。
岩崎 ※オヨ